映画「ゴールデンスランバー」で使われた長町雨水トンネル。
地下深く埋められたトンネルの中に入れるイベントがあると知り、行ってみることに。
このイベントは市が企画したもの。
以前地下トンネル関係の人と話をしたとき、「下水管はスリルがあるんだぜ(排泄物の発するガスを吸うと危険とかいう話だったと思う)」という話を聞いて以来興味を持っていた。
といっても、今回は雨水トンネルなので鉄砲水さえ来なければ安全だそう。
早速トンネルへin。
トンネルの深さは地下6階建てに相当すると言う。
少し下って上を見上げると、光がか細い。
下り初めて1~2分経った頃、横穴が見えてきた。雨水トンネルへと続く道だ。
この横穴は大人が少し屈む程度の大きさ。
トンネルは直径4m程度なので、かなり広々。長さは1.9km。
このトンネルの中で「おーい!」と大声を出すと、遠くから「おーい」と山彦(?)が聞こえてくる。
トンネルのカーブに音がぶつかり、返って来るのだ。
もし一人でこのトンネルの中で叫んで、反響が返って来ることを考えるとすこしぞくっとした。
ライトをつけていると明るく見えるが、ここは光が届かない場所。トンネルの奥は闇だ。
普段全く光の差さない闇に触れる事がないため、不思議な感覚をおぼえる。
足元には雨水。匂いはあまりしない。
少し奥へ進むと、すぐに闇になる。
振り返ると子供たちが遊ぶ姿が幻想的だった。